ReTERAS-Plus Blog
2025-10-07
【大阪市】冬の窓から冷気がスースー…その原因と今日からできる簡単対策&本格断熱リフォーム
大阪市にお住まいの皆様、冬になると「窓から冷気がスースー入ってきて寒い」「暖房をつけても足元が冷える」「窓の近くにいるとゾクゾクする」といった経験はありませんか? 特に築年数の経ったお住まいでは、窓の断熱性能が低く、冬の寒さ対策が大きな課題となりがちです。しかし、この「窓からの冷気」を放置していると、快適性が損なわれるだけでなく、光熱費の無駄遣いや、ひいては健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
「でも、リフォームは費用がかかるし、大掛かりな工事はちょっと…」とためらっている方もご安心ください。この記事では、まず窓から冷気が入る具体的な原因を分かりやすく解説し、今日からすぐに試せる簡単な対策から、根本的な解決に繋がる本格的な断熱リフォームまで、段階的にご紹介します。さらに、大阪市で利用できる補助金制度についても触れ、賢くお得に快適な冬を過ごすための情報をお届けします。
大阪市で持ち家にお住まいの40代から80代の皆様が、この冬こそ窓からの冷気対策を万全にし、暖かく健康的な毎日を送るための一助となれば幸いです。さあ、一緒に「スースー窓」の悩みを解決し、快適な冬を手に入れましょう。
冬場に窓から感じる「スースー」とした冷気。これは単なる隙間風だけでなく、いくつかの要因が複合的に絡み合って発生しています。その原因を理解することで、より効果的な対策を講じることができます。
最も大きな原因は、窓自体の断熱性能の低さです。特に築年数の古い住宅では、単板ガラス(一枚ガラス)やアルミサッシが使われていることが多く、これらは熱を非常に伝えやすい素材です。
•単板ガラス: 一枚のガラスでは、外の冷気が直接室内に伝わりやすく、室内の暖気が外に逃げやすい構造です。熱の出入りが最も激しい部分となります。
•アルミサッシ: アルミは金属であるため、熱伝導率が非常に高い素材です。外の冷たい空気がアルミサッシを通して室内に伝わり、窓枠全体が冷たくなってしまいます。この冷たさが室内の空気を冷やし、不快な冷気を感じさせる原因となります。
「コールドドラフト現象」とは、暖房で暖められた室内の空気が、窓ガラスや壁などの冷たい表面に触れて冷やされ、下降気流となって足元に流れ込む現象です。窓の断熱性能が低いと、窓ガラスの表面温度が外気温に近くなり、このコールドドラフト現象がより顕著に発生します。室温計では暖かくても、足元がひんやりと感じるのはこの現象が原因であることが多いです
窓枠やサッシの劣化、建物の歪みなどにより、窓にわずかな隙間が生じることがあります。この隙間から直接外の冷たい空気が室内に侵入し、不快な隙間風として感じられます。特に古い木製サッシや、ゴムパッキンが劣化している窓で発生しやすい現象です。
意外に思われるかもしれませんが、換気不足も冷気を感じやすくする一因となることがあります。室内の湿気が多いと、体感温度が低く感じられることがあります。また、結露が発生しやすくなり、窓周辺の温度がさらに低下することで、コールドドラフト現象を助長することもあります。
これらの原因が複合的に作用し、冬場の窓からの冷気という不快な現象を引き起こしています。次のセクションでは、これらの原因に対する具体的な対策を見ていきましょう。
本格的な断熱リフォームには費用も時間もかかりますが、まずは今日からでもできる簡単な対策で、窓からの冷気を軽減することができます。これらの対策は、リフォームまでのつなぎとしても有効ですし、リフォーム後もさらに快適性を高めるために役立ちます。
窓枠やサッシの隙間から冷気が侵入している場合、隙間テープや隙間パッキンを貼るだけで、冷気の侵入を大幅に防ぐことができます。ホームセンターなどで手軽に購入でき、種類も豊富です。
•種類: ドアや窓の隙間に貼るタイプ、窓の開閉部分に挟むタイプなどがあります。
•選び方: 隙間の大きさに合わせて、適切な厚さや素材(ゴム、スポンジ、ブラシなど)を選びましょう。窓の開閉を妨げないものを選ぶことが重要です。
•取り付け方: 貼る場所の汚れをきれいに拭き取り、隙間に合わせてカットして貼るだけです。誰でも簡単にDIYできます。
カーテンは、窓からの冷気を遮る重要な役割を果たします。特に厚手のカーテンや、裏地に断熱素材が施された断熱カーテンは、冷気の侵入を防ぎ、室内の暖気を逃がしにくくする効果があります。
•選び方: 床まで届く丈の長いものを選び、窓全体を覆うように設置しましょう。カーテンと壁の間に隙間ができないように、カーテンレールを窓枠よりも大きくするなどの工夫も有効です。
•効果: 窓とカーテンの間に空気層を作ることで、断熱効果を高めます。また、コールドドラフト現象による足元の冷えも軽減できます。
窓ガラス自体からの冷気を防ぐには、断熱シートや梱包材のプチプチ(気泡緩衝材)を貼るのが効果的です。これらはガラスと室内の空気の間に空気層を作り、断熱効果を高めます。
•断熱シート: 透明なものやデザイン性のあるものがあり、窓からの採光を妨げずに断熱効果を高めます。水で貼るタイプや粘着タイプがあります。
•プチプチ: 安価で手軽に手に入り、高い断熱効果が期待できます。見た目を気にしない場所(寝室など)や、一時的な対策として非常に有効です。
•取り付け方: 窓ガラスをきれいに拭き、霧吹きで水を吹き付けてから貼ると、きれいに密着します。空気の層を多く作るために、気泡面を室内側にするのがポイントです。
窓の下から冷気が伝わってくるのを防ぐために、窓の下に断熱ボードや厚手の段ボールを置くのも簡単な対策です。特に、コールドドラフト現象による足元の冷え対策に有効です。
•選び方: 窓の幅に合わせてカットし、窓枠の下に立てかけるように設置します。デザイン性を重視するなら、おしゃれな断熱ボードも販売されています。
暖房器具を窓際に配置することで、窓から侵入する冷気を温め、コールドドラフト現象を抑制する効果が期待できます。エアコンの場合は、風向きを下向きに設定し、足元から暖めるようにすると良いでしょう。
これらの簡単な対策だけでも、冬の窓からの冷気はかなり軽減されます。しかし、より根本的で長期的な解決を目指すなら、本格的な断熱リフォームを検討することをお勧めします。次のセクションでは、その本格的な断熱リフォームについて詳しく見ていきましょう。
今日からできる簡単な対策は一時的なものであり、窓からの冷気を根本的に解決し、長期的に快適な住まいを実現するためには、本格的な断熱リフォームが不可欠です。特に、窓の断熱性能を向上させることは、家全体の省エネ性能を高める上で最も効果的な方法の一つです。
内窓の設置は、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けるリフォームです。これは、窓からの冷気対策として最も一般的で効果的な方法の一つです。
•仕組み: 既存の窓と内窓の間に空気層が生まれることで、この空気層が断熱材の役割を果たし、熱の出入りを大幅に抑制します。魔法瓶のような効果で、室内の暖気を逃がさず、外の冷気を遮断します。
•効果:
•高い断熱性: 窓からの熱損失を大幅に削減し、室内の温度を安定させます。暖房効率が向上し、光熱費の削減に繋がります。
•結露抑制: 既存の窓ガラスの表面温度が室温に近くなるため、結露の発生を劇的に抑えます。カビやダニの発生を防ぎ、健康的な室内環境を保ちます。
•防音効果: 窓が二重になることで、外部からの騒音を軽減し、静かで快適な室内空間を実現します。
•防犯効果: 窓が二重になることで、侵入に時間がかかり、防犯性能が向上します。
•工事期間: 1窓あたり数時間程度で完了することが多く、大掛かりな工事は不要です。住みながらのリフォームが可能です。
既存の窓枠はそのままに、新しい窓に交換するリフォームです。内窓設置が難しい場合や、窓自体の老朽化が進んでいる場合に有効です。
•仕組み: 既存の窓枠に新しい窓枠を被せる「カバー工法」が主流です。壁を壊す必要がないため、短期間で工事が完了します。
•効果:
•断熱性能の向上: 高性能な複層ガラスやLow-E複層ガラス、樹脂サッシなどを採用することで、窓全体の断熱性能を大幅に向上させます。
•気密性の向上: 新しい窓に交換することで、隙間風の侵入を防ぎ、気密性が高まります。
•デザインの一新: 窓のデザインや色を一新することで、住まいの外観イメージも変えることができます。
•工事期間: 1窓あたり半日~1日程度で完了することが多いです。
窓だけでなく、玄関ドアも家全体の断熱性能に大きく影響します。特に古い玄関ドアは、隙間風やドア自体の断熱性能の低さから、多くの熱が逃げています。
•仕組み: 高断熱仕様の玄関ドアに交換することで、玄関からの冷気の侵入を防ぎます。最新の玄関ドアは、断熱材が充填されており、気密性も高いため、高い断熱効果を発揮します。
•効果:
•玄関からの冷気遮断: 玄関ホールや廊下の冷え込みを緩和し、家全体の温度差を小さくします。
•防犯性の向上: 最新の玄関ドアは、ピッキング対策や二重ロックなど、防犯性能も向上しています。
•デザインの一新: 多彩なデザインやカラーの中から、住まいの外観に合わせたドアを選ぶことができます。
•工事期間: 1日程度で完了することが多いです。
これらの本格的な断熱リフォームは、初期費用がかかりますが、光熱費の削減効果や快適性の向上、健康リスクの軽減など、長期的に見れば大きなメリットをもたらします。さらに、国や地方自治体の補助金制度を賢く活用することで、費用負担を大幅に軽減することが可能です。次のセクションでは、その補助金制度について詳しく見ていきましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。大阪市で「断熱リフォーム」に取り組む私たちは、内窓や玄関の窓断熱を通じて、冷暖房の光熱費を抑える補助金活用を含めたご提案を大切にしています。「住まいが変われば暮らしが豊かに」──この想いを胸に、快適な住環境づくりをこれからもサポートしてまいります。
株式会社リテラスプラス 代表取締役 薮田 和生
窓リフォームで次世代建材を使えば、省エネにも断熱・防犯にも効果大です。国・市区の補助金制度を利用できることがあり、要件を満たせば申請できるチャンスがあります。申請用紙や図面の準備は面倒なことがありますが、当社が代行いたしますので安心してお任せください。補助金を使ってワンランク上のリフォームを目指しましょう。まずは無料で現場調査いたします。