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2025-08-13

大阪市で“1日完了”の玄関ドアカバー工法               窓断熱&補助金もまるごと最適化           LIXILリシェント vs YKKドアリモ比較

玄関ドアの“すきま風・暑さ寒さ”は家全体の体感に直結。カバー工法なら壁を壊さず最短1日で交換でき、断熱性・防犯性・見た目を一気に底上げできます。さらに2025年は国の「住宅省エネ2025キャンペーン(先進的窓リノベ2025)」大阪市の省エネ改修補助が使えるチャンス。窓断熱と同時計画で、費用対効果を最大化しましょう。今日は断熱リフォーム専門店の視点で、工法の要点と2大ブランドの“いま”を比較します。

カバー工法の基本と注意点

カバー工法は、既存枠を残して新枠・新ドアを取り付け、額縁で美しくカバーする工法。壁や床を壊さないため騒音・粉じんが少なく、最短1日で完了します。一方で、枠を重ねる分だけ有効開口は数センチ小さくなり、納まり次第では下枠に段差が出るケースも。段差は「下枠段差緩和材」などの部材で低減できます。現地調査で動線と段差処理を必ず設計します。

断熱グレードの考え方

リフォーム玄関ドアは、断熱グレードの呼び方がメーカーで異なります。

LIXIL リシェント:最上位 XEモデル、K2/K4(+高断熱仕様)。数字が小さいほど高断熱。地域や設置条件に合わせて選択します。高断熱採光なしタイプは先進的リノベS仕様。ガラス入り仕様でAグレード。

YKK AP ドアリモ:D50(高断熱)/D30〔D2・D4仕様〕。D50が最上位、D30は地域・コストで選び分け。D50採光無しタイプは先進的リノベSS仕様、熱還流率0.95。補助金163000円(親子タイプ)採光を重視されない場合一押しの玄関ドアです。

スマートキー・電気錠の最新事情

日常の使い勝手を左右するのがスマートキー。

リシェントは「FamiLock」。スマホ・リモコン・カード/タグキーを1枚のドアで家族ごとに使い分けでき、履歴確認や自動施錠なども可能。※LIXILの顔認証は新築向け「XE」などで展開されており、リフォーム用のリシェントはFamiLock中心というのが現状です。

ドアリモは「スマートコントロールキー」。リモコン・タグ・スマホに加えて顔認証キーが選べるのが強み(D30/防火含む現行モデルで対応)。オートロックや音声ガイドなども用意

「玄関は手ぶらで出入りしたい」「子どものカギ管理を簡単にしたい」など、ライフスタイルに合わせて機能選定を。停電・電池切れ時は非常用キーの携帯を習慣化すると安心です。

採風・デザイン・防火対応

両シリーズとも採風(通風)タイプが選べ、鍵を掛けたまま換気できるのは在宅時の防犯と熱こもり対策に有効。意匠は木調からモダンまで豊富で、大阪市内の防火地域向けの防火戸もラインアップされています(型番・ガラス仕様は要確認)

納まりと段差対策

既存枠の歪み、床レベル、外壁の出入り…現場条件により仕上がりは大きく変わります。LIXILは半外付枠や非木造対応の納まり部材、YKKは段差緩和材など、細かなオプションが豊富。バリアフリー計画や玄関土間タイルの再利用可否まで含め、**「段差緩和材+框調整」**でつまずきを対策。

補助金の最新トピック(2025)

2025年は住宅省エネ2025キャンペーンが実施中。窓・ドアの断熱改修に対し、内容に応じて補助があります。制度ごとに要件が異なり、先進的窓リノベ2025では窓を主対象とし、玄関ドアは窓改修と同時申請などの条件が付く点に注意。計画段階で内窓や外窓交換と同時に組み立てるのが補助活用のコツです。最善の活用方法をご提案させていただきます。

補助金は「国」と「大阪市」でルールが違う:ここを理解して最適化

先進的窓リノベ2025(国)窓だけでなく、ドア交換(カバー/はつり)も対象。登録製品・登録事業者での施工が前提。窓断熱と同時に玄関ドアを組み合わせると補助効果を取りこぼしにくいです。

大阪市 住宅省エネ改修促進事業開口部(外気に接する窓またはドア)、躯体断熱、給湯器等の効率化などが対象。国の同種補助との“重複併用は不可”なので、現場の仕様と見積を照合してどちらを使うかを早めに判断、ご提案します。断熱診断 → 2) 窓(内窓/外窓)+玄関ドアの同時設計 → 3) 国 or 大阪市どちらが有利か試算 → 4) 事前予約~交付申請 → 5) 施工となります。

結論:こんな方に、この選び方

使い勝手最優先・最新キー重視:顔認証まで視野に入れるならドアリモ。温暖地でも北向き等の立地ならD2以上推奨。

家族で鍵の種類を柔軟に使い分けたいリシェント×FamiLock。K2以上で体感差は大。新築級の高断熱を求めるなら“高断熱仕様”も検討。

まとめ

1日で見た目も体感も変わるカバー工法は、グレード選定(断熱)×鍵機能(運用)×納まり(段差・開口)の三点セットで決まります。当店では方位・街路条件・玄関土間のレベルまで読み解き、断熱グレード(K2/D2以上推奨)+採風タイプ+段差緩和を基本軸に、補助金条件に合わせて内窓同時工事まで一気通貫で最適化します。まずは現地で“開口の変化”と“段差の有無”を一緒に確認しましょう

断熱リフォーム専門店
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